ちなみに、「晤語(ごご)」とは「相対してうちとけて語ること」という意味です。

2012年11月5日月曜日

第二回「晤語の哲学」テーマ

 第二回「晤語の哲学」のテーマは、

「常識・非常識って何?」

に決定いたしました。
 「常識」「非常識」って、よく使う言葉ですが、しかし、「常識って何?」「非常識って、何をもって非常識とするの?」と問われるととたんに分からなくなってしまいます。
 しばしば、私たちは、「そんなの常識だ!」「なんて非常識な!」と言うことで、すべてを片づけようとしていないでしょうか。「説明できないから『常識』なんだ」と言ったとしても、でも、「なぜ説明できないのか」ということ、つまり、「説明できなさ」の理由を説明する必要があるように思います。
 「常識・非常識」って「あいまい」ですよね。その「あいまいさ」を明瞭にしようとは思いませんが(明瞭にしてしまったら、「常識・非常識」という言葉の微妙さが失われて、味気ない言葉になってしまいそうですし、また、私たちの「常識」観、「非常識」観を何か固定的な、つまらないものにしてしまいそうです。)少なくとも、その「あいまいさ」の、複雑に絡まりあった「あいまい具合」をあぶり出せたら、面白いなと思います。

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