ちなみに、「晤語(ごご)」とは「相対してうちとけて語ること」という意味です。

2013年5月2日木曜日

五月の「晤語の哲学」のご案内

 五月の哲学カフェ「晤語の哲学」を下記のように開催いたします。お知り合いもお誘い合わせのうえ、どうぞご参加ください。

日時:5月18日(土) 15時~17時
場所:Esu and Kei (エス アンド ケイ)
   佐世保市天満町2-17(佐世保警察署隣)
   (市バス「谷郷町」下車徒歩3分、近隣に駐車場有。
   県北振興局総合庁舎裏の駐車場は土日無料で駐車可。)
テーマ:「〈名づける〉ってどういうこと?
参加費:無料(個人の飲食代のみ必要)
参加方法:当日、現地に集合。申し込み不要。
問い合せ先:0956-34-8436(直通)、または、090-1517-2850


 今回はいつもよりすこし難しいテーマかもしれません。「名づける」ということの意味について深く考えてみようと思います。
 私たちの身の回りにあるものは、ほとんどのものが「名前」を持っています。しかし、多くの場合、誰が「名づけた」のかは定かでないでしょう。だから、私たちは当たり前のように名前のあるものの中で暮らしていますが、しかし、最初はどんなものでも、名前のない状態から、名前を持つようになったのです。では、「名前のない」ものが「名前を持つ」ものになることで何が変わるのでしょうか。例えば、「セクハラ」という言葉ができるまでは、「セクハラ」は存在しなかったのです。それが、名前を持つようになって、はじめて社会的に認知されたのです。もしかしたら、「名づけ」は「ものの存在」とも関わるのかもしれません。
 また、同じものをどのように「名づける」かでも、そのものが違って現れてくることでしょう。しかし、違って「名づけ」られているものは、はたして「同じもの」と言えるのでしょうか。
 いったい、私たちの暮らしのなかで、「名づける」ことはどのような意味を持つのでしょうか。今回は、これまでより少し抽象度の高い、いっそう「哲学的」なテーマかもしれませんが、ぜひ皆さんで、この問いにチャレンジしてみたいと思います。