ちなみに、「晤語(ごご)」とは「相対してうちとけて語ること」という意味です。

2021年9月29日水曜日

NHK文化センターのオンライン講座を担当します。

この度、北海道大学准教授の村松正隆さんとともに、NHK文化センターのオンライン講座を担当することになりましたので、お知らせします。

講座のタイトルは「感情から考える哲学入門:ミシェル・アンリ哲学への誘い」です。

案内文を下に引用しておきます。

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2022年に生誕100年・没後20年を迎えるフランスの哲学者がいます。名前はミシェル・アンリ。

西洋現代の哲学者のなかでも特異な立場に立つ彼が徹底的に探究したのは「自己とは何か」でした。自己を、外部との関係においてでなく、苦しみや喜びといった内的な感情から規定する彼の思想は、コロナ禍で、外部との関係が遮断された今だからこそ学ぶ価値があると言えるでしょう。

この講座では、同じく「自己とは何か」を探究した精神病理学者、木村敏の思想も取り上げつつ、ミシェル・アンリの思想をテーマにそくして紹介します。

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講義内容は以下のようになっています。

第1回:自己とは何か──感情から考える

第2回:世界とは何か──離人症から考える

第3回:生とは何か──「みずから」と「おのずから」

第4回:共同体とは何か──〈共に生きる〉を考える

第5回:絵画とは何か──カンディンスキーの絵画から考える

第6回:「真理」とは何か──福音書から考える


第1回から第4回までの担当が川瀬。第5回、第6回の担当が村松さんです。
第1回が10月23日(土)で、その後、月1回ずつ全6回の講座です。

川瀬の担当の回は、川瀬の著書『生の現象学とは何か──ミシェル・アンリと木村敏のクロスオーバー』(法政大学出版局、2019年)をもとにした内容になる予定です。

詳しくは、NHK文化センターの当該講座へのページをご覧ください。



2021年5月28日金曜日

「哲学のタマゴ」のご案内

  みなさま、大変ご無沙汰しております。コロナ禍のなか、いかがお過ごしでしょうか?

 本日は、告知のために、久しぶりにブログを更新いたします。

 松江での哲学カフェ「晤語の哲学」の共同主催者だった土江さん、そして、「晤語の哲学」に参加してくださっていた福間さん、勝部さんが、今年の2月から、オンラインでの哲学カフェの活動を始められました。

 その第3回目、第4回目の会が、6月から7月にかけて開催されるそうですので、お知らせいたします。ちなみに、第4回は、川瀬がファシリテーターを務めさせていただくことになっています。

 以下、第3回、第4回についての情報です。

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  名称:哲学のタマゴ

  次回(第3回)

  6月19日土曜日 13:30~15:30

  テーマ:「問いを作る」(ワークショップ)


  第4回

  7月17日土曜日 13:30~15:30

  テーマ:未定

  ファシリテータ:川瀬雅也(神戸女学院大学)

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 「哲学のタマゴ」についての問い合せは以下にお願いいたします。

 問い合わせ先(哲学のタマゴ専用Gmail):PhiloEgg.21@gmail.com


 なお、川瀬が主催の哲学カフェ「晤語の哲学」は、現在のところ再開の予定はありません。コロナが通りすぎるまで、とりあえず、じっと待とうと思っています。(コロナが過ぎさったら、必ず再開します。)待つ時間も、「哲学する」時間のひとつかなぁ、などと思っています。